北朝鮮が「日本人を拉致した」と認めてから、20年が過ぎました。北朝鮮に連れて行かれた人の中で、5人は日本に帰ってきましたが、ほかの人はまだ帰ってきていません。
横田めぐみさんは45年前、中学校1年生のとき拉致されました。お母さんの早紀江さんは86歳になりました。早紀江さんはめぐみさんの赤いくしや、学校で着ていた服を大事に持っています。そして「帰ってきためぐみに会うため、私が病気にならないように気をつけています」と話しています。
長い時間が過ぎて、8人の親が子どもに会うことができないまま亡くなりました。拉致された人の家族の会は、レポートに「拉致された子どもと親が抱き合うまで、この問題が解決したと言うことはできない」と書いています。