1985年8月12日、東京から大阪に向かっていた日本航空のジャンボ機が群馬県上野村の山の中に落ちました。お盆でふるさとに帰る人などが乗っていて、日本で起こった飛行機の事故でいちばん多い520人が亡くなりました。
事故から36年の12日、亡くなった人の家族などが飛行機が落ちた山に登りました。新しいコロナウイルスの心配や年を取ったことが理由で、午後4時までに山に登った人はいつもの年より少ない143人でした。
山の下にある「慰霊の園」では、亡くなった人のために祈る式がありました。ウイルスのため、今年も上野村や日本航空の人など約20人だけが式に出ました。
式では、亡くなった人の数と同じ520本のろうそくに火をつけました。事故が起こった午後6時56分、悲しい事故がまた起こらないように静かに祈りました。