「全国学力テスト」は、文部科学省が小学校6年生と中学校3年生に行っているテストです。去年は新型コロナウイルスの問題で中止になりましたが、今年は5月に行って200万人ぐらいが受けました。
文部科学省が、ウイルスの問題で学校が休みになった期間の長さと、正しく答えた割合の関係を調べると、差はありませんでした。
学校が休みになったときの勉強については「計画を作って勉強ができた」と答えた中学生は38%だけでした。「勉強が心配になった」と答えた小学生は55%、中学生は63%でした。
文部科学省は「学校が休みになって、学力に大きな差が出ることはありませんでした。しかし、わからないことを誰にも聞くことができない子どももいるので、勉強で遅れないようにしていきたいです」と話しています。